MISSION
分かり合う、分かち合う。
時には異なる価値観に相対しながら、
各々の見解が互いに反響し合い新たな視点が育まれること、
そして、写真を通して交流する喜びを再発見し、
共有する場を実現していきます。
"Understand each other,
share each other."
While sometimes confronting different values,
each viewpoint resonates with each other and new perspectives are nurtured,
and we will rediscover the joy of interacting through photography
and realize a place to share.
VISION
人と人の多様な視点での交流を行い、
他者や社会を相対的に見る機会を創り出します。
We provide opportunities for people with diverse perspectives to interact and create opportunities to see others and society relatively.
アートの視点と文脈から、
写真を媒体とした文化交流を行うことで、
新たな価値が循環する取り組みを実現していきます。
From the perspective and context of art, by conducting cultural exchanges through photography, we will realize initiatives that circulate new values.
THEME
[ 循環 CYCLE ]
YPFは「多様性」を基礎とした「着想・創造・共有」の3ステップにより
「交流の循環」を実現していきます。
YPF will realize a “circulation of exchange” through the three steps of
“Inspiration, Create, and Sharing” based on “diversity”.
”着想”:普段の当たり前から離れ、新たな出会いから生まれる気付きや再認識を得る。
“Inspiration”: Get away from the usual things and get new awareness and recognition from new encounters.
”創造”:着想にて得た気付きを表現する取り組み。
“Create”: Efforts to express the awareness and re-recognition obtained from the Inspirate.
”共有”:創造にて形となったもの、異なる視点、価値観を再発見する場。
“Sharing”::A place to rediscover things that have been created through creation, different perspectives, and values.
”多様性”:違いを受け入れ、理解する努力をし、歓迎する場。
“Diversity”::A place where differences are accepted, made an effort to understand, and welcomed.
世界自然遺産 屋久島
World Natural Heritage Yakushima
屋久島の特色は「多様性」です。
“古代より続く自然環境”と共に醸成されて来た”島の人々の文化” これらが織りなす「多様性」が屋久島を表す最も重要なキーワードです。屋久島は世界的に見てもその特異な環境から、1993年 日本初の「世界自然遺産」に 登録されました。登録に至った大きな理由は、縄文杉をはじめとしたヤクスギを含む多様な生態系と、亜熱帯から亜寒帯までの幅広い植生が他に類を見ないと評価さ れたためでした。 また、屋久島は日本で先駆けとなる発送電分離をいち早く実現し、電力供給のほぼ100%を水力発電で賄うなど、政府の「2050年までに脱炭素社会 の実現を目指す」宣言や世界の潮流であるカーボンニュートラルを牽引するモデルにもなり得ます。自然環境と共に醸成されて来た島の人々の文化もまた、地形や環境の制約から特異なものとなっています。中心に山を頂く島の形状により沿岸に集落を作って来た歴史から、集落間の交流は海路で行われ、島内に限らず薩摩・琉球との交易が活発に行われて来ました。そのため26ある集落はそれぞれ独自の文化体系が育まれ、多様な伝統 行事を持つに至っています。しかし、共通して自然への畏敬の念を表した「岳参り」という文化も持ち合わせています。集落にはそれぞれ信仰する岳があり、海と山を繋 ぐ五穀豊穣のお参りを500年の古来より行って来ています。このように、”自然”、”文化”、”人”は密接に繋がっており、これらが織りなす「多様性」こそが屋久島の特色と言えます。
Yakushima is characterized by its diverse culture and ecosystem.
“The culture of the people of the island,” which has been nurtured together with the “natural environment that has continued since ancient times,” is the most important keyword that expresses Yakushima. Yakushima was registered as Japan's first World Natural Heritage Site in 1993 due to its unique environment. The major reasons for its registration are the diverse ecosystems including the Jomon cedar and other Yakusugi, and the wide range of vegetation from the subtropical to the subarctic, which has been evaluated as valuable worldwide. In addition, Yakushima was one of the first in Japan to realize the separation of power generation and generation, and almost 100% of its power supply is covered by hydroelectric power generation. He can also be a model to lead the government's declaration of "Aiming to realize a decarbonized society by 2050" and the global trend of carbon neutrality. The culture of the islanders, which has been nurtured together with the natural environment, is also unique due to the constraints of the topography and environment. Due to the history of forming coastal settlements due to the shape of the island with a mountain in the center, exchanges between settlements were carried out by sea routes, and trade with Satsuma and Ryukyu has been actively carried out not only on the island. . As a result, each of the 26 villages has developed its own unique cultural system and has come to hold various traditional events. However, they also have a common culture called "Take-mairi", which expresses their reverence for nature. Each village has its own mountain of worship, and people have been praying for a bountiful harvest that connects the sea and the mountains for 500 years. In this way, “nature,” “culture,” and “people” are closely connected, and the “diverse of culture and ecosystem” woven by these elements is what makes Yakushima unique.
YPF CONTENTS
国際写真祭の開催
世界自然遺産の島・屋久島を舞台に著名な写真家が国内外より集い、展示やワークショップを通して写真家・参加者・島民が「写真」という表現物を介して相互に交流を深めることを目的とした写真祭の開催。
アーティストインレジデンス
屋久島を舞台に作品制作をしていただくアーティストインレジデンス(滞在制作)の場を設けております。写真家が撮る新たな屋久島の表現は、従来の観光地のイメージだけではない屋久島の魅力を引き出し、その多様な価値を伝えます。そして、ここで制作された作品は、フランスをはじめとする国際的写真祭に出展されます。
国内外における展示活動
国内外におけるフォトイベントに展示する移動式ギャラリーとして参加し、展示を通して屋久島の魅力を「写真」で世界に発信し、そこから島の活性化を目指します。
ファウンドフォトアーカイブスプロジェクト
屋久島内26集落の一般家庭に眠る個人アルバムから写真を集約する試みです。個から公へと共有されることで、写真の中にあった物語が広がり、新たな視点の発見へと結びつく事を目的としています。在りし日の屋久島の文化、歴史、産業、暮らしの風景をアーカイブス化することによって、視点の拡張と新たな発見へと結びつけることを目的とした「ファンドフォトアーカイブスプロジェクト」の実施。
国際的写真エキスパートによる
ポートフォリオレビュー
欧米を中心としたアートワールドからオルタナティブな立場である日本には実力はあるがまだ世に出ていない才能溢れる写真家が存在します。 そこでYPFは日本人写真家に向け「YPF PHOTO AWARDS」並びに「ポートフォリオレビュー」を開催し意欲のある参加者を広く募集し、受賞者にはアルル国際写真祭開催期間中にGalerie MONSTREで展示 の機会を設け、新たな才能を世に送り出します。
International Photo Festival
Holding a festival whose purposes are letting photographers, visitors, and the locals communicate with others through exhibitions, and some workshops via photographs as a measure. Prestigious photographers come to the island Yakushima which is known as The Island of natural heritage Site.
Artist in residence
We have a place for artists to make works for a certain period in Yakushima. We call it Artist Residence or Staying while making. Photographs from different artists will influence our potential images as a tourist site and allow the island to show its unheard of and unseen various values. The works will be showcased at international photo festivals such as one in France.
The exhibition activities
As a result of holding mobile photo events domestically and internationally and broadcasting the attraction of Yakushima via photographs, we aim for the prosperity of the island.
Found Photo Archives Project
The photographs will be collected from private photo albums in 26 villages in Yakushima Town and displayed and cataloged to create an archive of the culture, history, and industry, which allows us to know about the previous day in Yakushima. The Found Photo Archives Project aims to expand perspectives and lead to new discoveries by sharing the stories in the photographs from the individual to the public through the exhibition.
Portfolio Review by international experts
As an alternative to the Western art world, Japan is home to many talented photographers who have not made their mark yet on the world. YPF will hold the "YPF PHOTO AWARDS" and "Portfolio Review" for Japanese photographers, inviting a wide range of motivated participants and offering the winners the opportunity to exhibit their work at Galerie MONSTRE during the Arles International Photography Festival.
Value created
屋久島国際写真祭から生まれ、展示活動にて分かち合われる写真の縁はさらにネットワークを広げ、協力者を巻き込みながら大きく広がります。
同様に写真に表現されたあらゆる屋久島の姿は世界を巡り、多くの人々の関心を惹きつけ屋久島の認知度や来島者の増加から地域活性化に貢献します。
The connections between the photographs created by the Yakushima Photography Festival and shared through the exhibition activities will further expand the network, involving collaborators and spreading far and wide. In the same way, the images of Yakushima expressed in photographs travel around the world, attracting the interest of many people and contributing to regional revitalisation by increasing awareness of Yakushima and the number of visitors to the island.
Co-founder
art director
アントナン ボルジョー
ANTONIN BORGEAUD
千々岩 孝道
KODO CHIJIIWA
クレオ シャリュエ
CLEO CHARUET
BEGINNING OF YPF
ある二人の写真家の屋久島での出会い、
それが「屋久島国際写真祭 Yakushima Photography Festival (YPF)」の始まりでした。
2015年3月、屋久島在住の写真家 千々岩孝道の情熱に感銘を受け、
フランス人写真家 ANTONIN BORGEAUDが共に発案・設立した写真プロダクション。
この日仏共同主催による試みは、写真を通しての異文化交流を目的とし、
九州初の国際フォトフェスティバルとして、
「屋久島国際写真祭」を2015年より開催しております。
開催地である屋久島は、手つかずの自然が残る世界自然遺産として名高い島。
しかし、その美しさは自然だけではありません。
人と人のつながりや今も受け継がれている文化・風習からも感じることができます。
YPFが主催する「屋久島国際写真祭」は、
国内外からの著名写真家によるワークショップや展示、そしてポートフォリオレビューを通して、
従来の観光地のイメージだけではない、新しい屋久島の魅力を再発見できる場でもあります。
また、YPFのユニークな特徴の一つとして、
招待作家には屋久島を舞台に作品制作をしていただくプログラムを設けております。
そこで制作された作品は、同年フランス・パリなどで行われる数々の国際的写真祭に出展されます。
これらの国内外の活動を通して、
まだ知られざる屋久島の魅力を世界に発信すること、
そこから島の活性化につながることを私たちは望んでいます。
「小さくても良いエネルギーのフェスを屋久島で開催していこう」
というBORGEAUD氏の言葉をもとに、
屋久島の魅力、人の暖かさ、写真の楽しさを、
より多くの人に感じていただくことが 私たちの大きな願いです。
Co-founder
アントナン ボルジョー ANTONIN BORGEAUD
千々岩 孝道 KODO CHIJIIWA
クレオ シャリュエ CLEO CHARUET
HISTORY
ある二人の写真家の屋久島での出会い、それがYakushima Photography Festival (YPF)の始まりでした。
2015年3月、屋久島在住の写真家 千々岩孝道の情熱に感銘を受け、フランス人写真家 ANTONIN BORGEAUDが共に発案・設立した写真プロダクション。この日仏共同主催による試みは、写真を通しての異文化交流を目的とし、九州初の国際フォトフェスティバルとして、「屋久島国際写真祭」を2015年より開催しております。
開催地である屋久島は、手つかずの自然が残る世界自然文化遺産として名高い島。ただ、その美しさは自然のみならず、人と人とのつながりや、今も受け継がれている文化・風習からも、昔ながらの島の魅力を充分に感じることができる場所です。
YPFが主催する「屋久島国際写真祭」は、国内外からの著名写真家によるワークショップや展示、そしてポートフォリオレビューを通して、従来の観光地のイメージだけではない、新しい屋久島の魅力を再発見できる場でもあります。また、YPFのユニークな特徴の一つとして、招待作家には屋久島を舞台に作品制作をしていただくプログラムを設けております。そこで制作された作品は、同年フランス・パリなどで行われる数々の国際的写真祭に出展されます。これらの国内外の活動を通して、まだ知られざる屋久島の魅力を世界に発信すること、そこから島の
活性化につながることを私たちは望んでいます。
「小さくても良いエネルギーのフェスを屋久島で開催していこう」というBORGEAUD氏の言葉をもとに、屋久島の魅力、人の暖かさ、写真の楽しさを、より多くの人に感じていただくことが 私たちの大きな願いです。
2015年10月 第一回屋久島国際写真祭実施 (日本 屋久島)
2015年11月 What’s Up Photo Doc.YPFブース出展 (フランス パリ)
2016年7月 「LES RENCONTRES DE LA PHOTOGRAPHIE」期間中、ギャラリーMONSTREにてYPF展開催(フランス アルル)
2017年3月 第二回屋久島国際写真祭実施(日本 屋久島)
2017年4月 Kyotographie satellite KG+ 出展 (日本 京都)
2017年5月 Institut Francais 九州 屋久島国際写真祭展 2017 実施 (日本 福岡)
2017年7月 「LES RENCONTRES DE LA PHOTOGRAPHIE」期間中、ギャラリーMONSTREにてYPF展開催(フランス アルル)
2017年9月 What’s Up Photo Doc. YPFブース出展 (フランス パリ)
2018年7月 「LES RENCONTRES DE LA PHOTOGRAPHIE」期間中、ギャラリーMONSTREにてYPF展開催(フランス アルル)
2018年9月 INTERNATIONAL PHOTO FESTIVAL “INCADAQUES” YPFギャラリー出展 (スペイ ン カダケス)
2018年9月 Institut Francais 九州 屋久島国際写真祭展 2018 実施 (日本 福岡)
2018年11月 第三回屋久島国際写真祭実施 (日本 屋久島)
2019年5月 What’s Up Photo Doc. YPFブース出展 (フランス パリ)
2019年7月 「LES RECONTRES DE LA PHOTOGRAPHIE」期間中、ギャラリーMONSTREにてYPF展開催(フランス アルル)
2021年8月 屋久島町湯泊区共催写真展「YAKUSHIMA FOUND PHOTO ARCHIVES PROJECT #01 湯泊」開催 (日本 屋久島)
2022年4月 YPF in KYOTOGRAPHIE Information Machiya | YPFセレクション展 出展(日本 京都)
2022年4月 YPF PHOTO AWARDS 2022開催(日本・フランス)
2022年4月 Semaine du Japon Fontvieille YPFセレクション展 出展(フランス フォンヴィエイユ)
2022年7月 「LES RECONTRES DE LA PHOTOGRAPHIE」期間中、ギャラリーMONSTREにてYPF展開催(フランス アルル)
2022年11月 第四回屋久島国際写真祭実施 (日本 屋久島)